家庭や会社の都合などで仕事を退職しなければならない状況になると、保育園を途中退園しなければならなくなりますよね。
せっかく入園出来て子どもも慣れてきた頃だと、かわいそうと感じる保護者も多いのではないでしょうか。
今回は、「保育園の途中退園はかわいそう?」と悩む保護者に向けて、子どもが退園にならずに済む方法を解説します。
また、途中退園になってしまったらどうすれば良いのかも解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
保育園の途中退園はかわいそう?
「保育園の途中退園はかわいそう?」
「途中退園しても大丈夫?」
このような悩みを抱える人も多いですよね。
実は筆者もこの悩みを抱えつつ、子どもに3度の途中退園や転園を経験させてしまいました。
我が家の場合はまだ年齢が低く、友だち関係などの心配なく退園できましたが、年齢が大きかったらと考えると親として罪悪感を抱えていたのかもしれません。
子どものためを思うと、どのようにするのが一番なのかが悩みどころです。
せっかく入園できたのに…
新しい環境で緊張もある中入園できた保育園。
やっと慣れてきて友だちがたくさんできた頃に、途中退園しなければいけなくなると悲しいですよね。
そのような時、保護者はどのような気持ちを抱えているのでしょうか?
途中退園になりかわいそうとの保護者の声
旦那の仕事の関係で、早急に引っ越し先を見つけなきゃならん。子どもも保育園途中退園させなきゃならん。可哀相すぎて、たまらなくなる。
— じゅー (@myo_jyu) January 15, 2016
この度第二子を授かりました。8月に出産予定。育児休暇は取る予定だけど、長女の保育園が途中退園になってしまうことが困ったなぁ。長女は保育園大好きでお友達も沢山出来たのに、お母さんがある日突然産まれてきた次女ちゃんに取られたみたいな感覚と終日向き合いながら過ごさなきゃいけないなんて。
— sfaoooo (@sfaoooo) July 8, 2020
引っ越しや出産など、様々な理由で途中退園になってしまうことが多いようです。
家庭の事情や会社の都合で子どもが途中退園になってしまうことを、かわいそうだと感じている人がたくさんいます。
途中退園になる理由とは?
何らかの理由で保育園を途中退園しなければならない時がありますよね。
その理由にはどのようなものがあるのでしょうか?
親の転勤などによる引っ越し
転勤が多い家庭では、転勤に伴い引っ越しをしますよね。
単身赴任などの場合は、ママと子どもだけが残り退園せずに済む場合もありますが、基本的に一緒に引っ越して退園になる場合が多いです。
ママが妊娠して退職になる
働き出してまだ期間が浅い場合、妊娠しても育児休暇をもらえないことにより退職になります。
その場合、退職に伴って保育園も退園しなければいけません。
仕事が見つからない
求職中で保育園に申し込んで保育園に受かった場合、早急に仕事を探す必要があります。
なぜなら、保育園には猶予期間というものがあるからです。
保育園は仕事をする保護者のための施設なので、基本的に仕事をしていなければ預けることができません。
自治体によって期間は異なりますが、仕事をしていない期間が大体2か月ほど過ぎてしまうと退園になってしまいます。
途中退園を避けたい時の方法は?
「子どもの途中退園は避けたいけれど仕事は辞めなければならない」という人もいますよね。
そのような時の対処法がいくつかありますので解説していきます。
とりあえず何かしらの仕事に就く
保育園は決まった日数や時間さえクリアしていれば、パートや派遣、正社員などの形態問わず子どもを預けることができます。
会社都合で退職になってしまった場合は、とりあえず職種を考えずに出来る仕事を探しましょう。
自分に合った仕事など選んでいたら、すぐに猶予期間が終わってしまいます。
好きな仕事をしたいのであれば、パートなどで働きながら転職活動を進めるのが良いでしょう。
個人事業主として働く
なかなか仕事が見つからない場合は、個人事業主として働く方法もあります。
これだと在宅で仕事をすることもできるので、妊娠出産などで外に働きに出れない場合でも仕事をすることが可能です。
また、子持ちママの中には、子どもの体調不良で仕事を休むのが辛いという人がたくさんいます。
個人事業主として働くことによって、このような悩みから解放される場合が多いです。
職業訓練や資格のためのスクールに通う
保育園は就学や職業訓練などでも利用することができます。
仕事が見つからない場合は、学校や職業訓練に通うことも視野に入れましょう。
また、学校に通って資格などを取得することにより、就職にも有利になります。
それでも途中退園になってしまったら…?
上記の方法もできず途中退園になってしまうこともありますよね。
でも心配しなくても大丈夫です。
子どもは大人が思っている以上に適応能力があります。
たとえ退園になってしまっても、子どもが楽しめる環境さえあればすぐに慣れてくれるでしょう。
最初は悲しんでいる様子でも、日が経つにつれて子どもの気持ちも安定していきます。
新しい保育園や幼稚園に行くことになっても、すぐに環境に馴染んで楽しめるようになってくるのです。
保護者も環境が変わることで、自分のことや子どものことで不安になるかもしれません。
しかし、大人が不安がっていると子どもまで不安な気持ちになります。
子どもを信じて、日々を楽しく過ごせるようにしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、保育園を途中退園するとかわいそうなのではないかということについて解説しました。
退園にならずに済む方法を以下にまとめておきます。
- とりあえず何かしらの仕事に就く
- 個人事業主として働く
- 学校や職業訓練に通う
- 途中退園になっても心配する必要はない
保育園の途中退園はかわいそうと感じる保護者も多いですが、そのような状況になってしまうことは仕方のないことです。
あまり考え過ぎると、その気持ちの方が子どもに伝わってしまいます。
毎日が楽しく過ごせるのであれば環境が変わってもきっと大丈夫です。
どのような状況であっても、日々を穏やかに楽しく過ごすことを考えるようにしましょう。