仕事を退職しなければならなくなった時、子どもを持つ保護者はまず保育園のことを考えますよね。
「退職したことは保育園にばれる?」
「仕事を辞めたら保育園は退園になるの?」
このような疑問を抱える人も多いでしょう。
今回の記事では、仕事を退職したら保育園にばれるのかということについて解説します。
退園にならないための対策もご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
仕事を辞めたら保育園にばれる?
仕事を退職した時に保育園にばれてしまうのかというと、結果的にはばれます。
隠し通すこともできなくはないですが、ばれた時のリスクを考えると正直に申告しておいた方が良いです。
退職したことを申告せずに後にばれてしまうと最悪の場合退園になったり、その後の保活で不利になったりしてしまう可能性があります。
保育園との信頼関係や子どものためにも、しっかりとやるべき手続きをしておきましょう。
退職してもすぐにはばれない!
実際のところ、退職したからといってすぐに保育園にばれることはありません。
退職したことは、基本的に保護者からの自己申告制となっています。
ですが、申告をしなくても後に様々な理由でばれてしまうことが多いです。
退職したら申告しないといけないの?と悩む保護者の声
退職しているママさんで、転職活動をしている方は保育園やこども園、学童へ申告済みですか??#ワーママ#ワーママ転職
— アルパカちゃん@崖っぷちフリーランスママ (@alpakamama1) October 13, 2022
退職したら保育園に申告しないといけないのかという声があります。
保育園に通っていると、様々な提出書類がありますよね。
その内容に変更があった場合は、申告をしたり再提出をしたりしなければなりません。
なので、仕事を辞めたらできるだけ早く申告するようにしましょう。
退職したことがばれる理由
基本的に退職したことは自己申告するのが普通ですが、その他の経路でも退職したことが伝わってしまいます。
どのような場合にばれてしまうのかを見てみましょう。
①保育園への提出書類
働く保護者が保育園に子どもを預けるためには、就労証明書の提出が必要となります。
就労証明書は会社に勤務時間などの労働条件などを書いてもらうものです。
退職してしまうと就労証明書の提出ができなくなるため、役所や保育園から連絡が入りばれてしまいます。
②保育園から職場へ連絡が入る
退職したあと緊急連絡先を変更していないことにより、保育園から職場に連絡が入ってばれることがあります。
そのような場合、職場にも迷惑がかかってしまうことになるので、退職後はすぐに申告をして連絡先の変更などを済ませておきましょう。
③子どもが話してしまう
子どもたちはお家でのことを保育士に話すのが大好きです。
なので何の悪気も無く、保護者が仕事に行っていないことを話してしまうことがあります。
「お子さんから聞いたのですが…」と保育士から聞かれて、気まずい雰囲気になるのだけは避けたいですね。
④送迎時の時間や服装
毎日決まった時間に送り迎えをしていたのが急にバラバラの時間になった時、保育士は不審に思います。
退職すると時間に余裕ができるので、どうしても時間にルーズになってしまいますよね。
また、服装やメイクが極端に変わった時なども、「仕事休み?辞めたのかな…?」と思われてしまいます。
保育士は意外と細かい部分までよく見ていることが多いです。
⑤保育士や他の保護者に知られる
保護者が働いているはずの職場に保育士が訪れて、働いていないことがばれるパターンもあります。
保護者の職場がスーパーや飲食店などの場合によくあることです。
また、仕事をしているはずの時間に買い物をしているところを、他の保護者に目撃されて保育園に伝わってしまうこともあります。
退職したら保育園はどうなる?
「仕事を辞めると保育園はすぐに退園になるのでは?」と悩む人もいますよね。
しかし、すぐには退園にならないので安心してください。
保育園や自治体によって退職後の手続きなどが異なりますので、退職した際には相談してみると良いでしょう。
退職してもすぐには退園にならない
仕事を辞めてからすぐに退園になってしまうことはありません。
ほとんどの自治体の場合、退職してから1か月~3か月ほどの猶予期間を設けていることが多いです。
その間に新しい仕事を探すなどの対処をしておけば退園を免れます。
子どもが年長の場合は特別措置も!
子どもが年長児の場合、「卒園まであと少しなのに…」と思う人もいますよね。
実は年長児の場合、特別措置として退園をしなくて良い場合があるのです。
対応は保育園や自治体によって異なりますので、確認しておくことをおすすめします。
退園にならないための対策は?
退職してから猶予期間があることは解説しましたが、その猶予期間中にどのような対策ができるのでしょうか?
ここでは、退園にならないための対策をいくつかご紹介します。
求職活動をして転職をする
猶予期間中に新しい仕事に就くことができれば、退園しなくてもよくなります。
なかなか次の仕事が見つからないという場合は、短期のアルバイトなどをしながら転職活動を進めるというのもおすすめです。
アルバイトをしていることで就労しているとみなされ猶予期間が延びるほか、収入も得られるので一石二鳥ですよね。
職業訓練に通う
保育園に預けられる条件は就労のみではありません。
学校に通ったり、職業訓練校に通ったりするために預けることもできます。
職業訓練に通って資格などを取得しておくと転職に有利になるので、仕事が見つからない時には検討してみるのも良いでしょう。
個人事業主になる
転職をせずに自営業をするという選択肢もあります。
最近では、フリーランスで在宅ワークなどをしている人も多いですよね。
ただ、会社員と違って書類などを全て自分で揃える必要があります。
自治体によって提出書類が異なるので、自営業として働く場合は確認が必要です。
退職理由によっては継続して通える
退職理由によっては継続して保育園に通える場合があります。
その理由は以下の通りです。
- 保護者が子どもを保育できない程の病気になった
- 家族の介護のため
- 母親の妊娠・出産
このような理由の場合は継続して保育園に通える可能性があります。
ただし、自治体によって提出しないといけない書類があるので、しっかりと確認しておきましょう。
どうしても退園になりそうな場合は転園も考える
上記の対策法を試しても、なかなかうまくいかない時もありますよね。
そのような時は転園することも視野に入れましょう。
仕事をしていなくても入園できる施設は主に次の通りです。
- 幼稚園
- 認定こども園
- 無認可保育園
これらの施設は仕事をしていなくても空きさえあれば入れるので、退園になりそうな時は転園することも考えておきましょう。
空き状況については役所に直接問い合わせたり、ホームページを見たりして確認することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、保育園に退職したことはばれるのかについて解説しました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 退職したことは様々な理由によりばれてしまう
- 退職してもすぐには退園にならず猶予期間がある
- 就労以外でも保育園に預けられる場合がある
- 転職活動が上手くいかない時は転園も考える
仕事を辞めなければいけない状況になった時、とても不安になりますよね。
そんな時でも保育園や自治体はしっかり相談に乗ってくれます。
退職を隠そうとせずに正直に話し、保育園側と良い関係を保ったまま子どもを預けることができると良いですね。